洋ラン学園
シンビジウム

表紙続き

2018年版
2017年版

栽培中、その他の種類

ワルツ ロマンス 旧版から再掲

2009草丈バルブ花茎草丈バルブ花茎
202021草丈バルブ花茎

中生







鉢#1



















下旬開花株入手








株#1'R2株#1'R











10/1663
11








11/11.5x13.2x2.2
秋芽










11/172.7x12.8x2.1

2008.12























12/26



2009.1



2010


20111/144.5x1.12.8x2.23-1.5,5枚















2























2/194.5x1.13.2x2.14枚
3























3/246.514-2,6枚
4







中旬新芽12,8,2cm4/8101.55-2,7枚















5



鉢増し



5/5201.8x1.19-3















6








6/2302x1.38-20x2,11枚










6/16412.2x1.410-32x2.2,12
7







中旬新芽44,42,31cm7/5532.3x1.59-43x2.1,12










7/28542.1x1.88-44x2,11
8上旬








8/13582.3x1.811-55x1.7,12










8/25702.3x211-59x1.9,12
9



上旬新芽52,51,47cm























10 68,
62,
65



中旬56x2.6cm葉幅2.1cm,
41x2.7,2.2cm,
55x2.5cm,
49x2,葉幅2.1cm
2.6
2.7
2.5
2
2.1,2.2,1cm





2009.11上旬69

11下旬秋芽5cm








下旬













12



凍害親株枯れ多い








2010.1













2













3



中旬新芽12,8,2cm








4



中旬新芽12,8,2cm











基本的な育て方と咲かせ方
1 苗(有望株)
シンビジウムは「複茎種」の代表で、「開花株の根元から子供の脇芽が出て、1年後までに親と同じ大きさになって咲く」を毎年繰り返しています。
一度咲いた株にはもう咲かないため、子供を大きく育てないと咲かなくなってしまいます。
苗を入手する際には、開花株の横から脇芽が出て大きくなり始めているのが有望と言うことになります。
2 植え方(鉢と植込み材料:衣)
シンビジウムは、細長い「蘭鉢」に植えられているのが普通です。これは蘭の栽培が中国で、洋ラン栽培が西洋で始まるよりずっと早く1500年以上昔から行われてきたことの名残です。
西洋ではシンビジウムも他のランと変わらず普通の鉢に植えられているので、蘭鉢の必要はありません。
またシンビジウムは以前は軽石入りの配合培養土に植えられているのが普通ですが、軽石は元々西洋にはないので、これもその必要はありません。
洋ラン学園では、シンビジウムに限らず全ての洋ランが「普通の鉢に鹿沼土植え」が基本です。
東洋蘭の多くは鹿沼土入りの培養土で植えられています。最近では東洋蘭との交配種が多くなったシンビジウムも鹿沼土で植えて奇異ではありません。
3 置き場所
カトレアやコチョウランに代表される洋ランの多くは日本より高温の亜熱帯産のため、夏を除く季節は温度が不足します。
このため温室を使わない「家庭の趣味でない園芸」では、「置き場所が温室の代わり」なので重要です。
但し、シンビジウムは温帯産の東洋蘭との交配種が多いため、特別な加温は必要ありません。
最低気温が零下にならない都心では、屋外で越冬が可能な位です。

シンビジウムの色々、花つきの良い種類が有望株
シンビジウムの色々な種類を育てていると、今年は咲くかどうかとやきもきします。
種類によって芽の出る時期や、伸び方や、大きさなどの性質が違うため、どの種類がどのように育てば咲くかが分からないからです。
良く言われるのは、開花期が、早生、中性、晩生です。
一方、シンビジウムは初期は豪華さもあって大型種が主流でしたが、近年は温帯産や国産との交配の小型種が増えています。
シンビジウムの花の咲きやすさは種類によって相当違います。
苗を見ただけでは分かりませんが、「花つきの良い種類が有望株」です。
下垂種のサラ・ジーン アイス・カスケードは最も花つきの良い種類に属します。
大株・中株・小株
売られている鉢は、苗の大きさで見ると、草丈が約80cmでバルブの高さが10cm幅が5cm近くで3本立ち以上の大株と、
草丈が60-70cmでバルブ幅が4cm前後で2本立ち以上の中株と、草丈が60cm未満で1本立ちの小株の3段階位に分けられます。
大株は、育て始めて、環境が変わって作落ちしても、新芽がまだ咲くに十分な大きさとなり花が期待できます。
これに対して中株や小株は、花つきの良い種類でないと、翌年の開花は余り期待できません。
そこで、大株を入手するのが有利です。

シンビジウムの育ち方と咲き方(2015.3.5)

エンザンスプリング・ハレルヤの例です。
大株・大鉢は育ちやすく咲きやすいです。
2012年初めに開花株を入手しました。
3株立ちで草丈は最大49cmバルブは最大高さ4.5、幅5、厚さ〇.5cm大きな葉が10枚まででした。
開花後春4月に芽が出て、9月まで丈が伸び葉の枚数が増え、9月後半からはバルブが太ります。
10月には花茎が出て冬も伸び続けます。
早咲き種のようで、屋外としては早いです。
咲かせるためには大きくすることが大事で、初めは草丈の長さを目安にします。
草丈が伸びてもバルブが大きくならないと咲きません。
夏に水切れさせないこと、春に置肥をしてバルブを太らせることが大事です。


初めは植替えでなく、重ね着鉢増し2015
洋ランは大抵ミズゴケかバークに植えられています。シンビジウムの場合はバークが殆どです。
ミズゴケやバークは有機質なので、2-3年で腐ってしまいます。従って、2-3年ごとに植替えをしなければなりません。
しかし、植替えは面倒なばかりでなく、必ず作落ちし、ひどい場合には枯れてしまいます。
従って、慣れない内は、しない方が無難です。特に入手した鉢を来年も咲かせたいなら見合わせた方が得策です。
しかし、シンビジウムの場合は、細い蘭鉢に植えられて根が一杯になり株も鉢の縁にぶつかっていて新芽の出る余地のない場合が多いです。
これに対しては、一回り広い鉢に移して隙間に鹿沼土を入れる、「重ね着鉢増し」をお奨めします。2015.11.12
株分けはやめて、芽欠きに2016
これまでは実験用に鉢を増やす目的もあって、大株を株分けしてきました。
しかし、株分けは植え替え以上に根や苗に負担がかかるため咲きにくくなります。
2016年版 開花株を買って1年後に咲かせる方法
洋ラン学園では、開花株を買って1年後に咲かせるという、現実的で魅力的な目標を立てています。
シンビジウムでもそれを実践します。
若苗新鉢の完全植え替え2017
植え込み材料や鉢が色々あると鉢の乾き方が不ぞろいになり世話が難しくなります。
そこでできれば最初から「洋ラン学園式の浅広底穴鉢に鹿沼土で薄植え」にできると世話が楽になります。
年数の立った株立ちの鉢は根鉢が何重にもできていて古い植え込み材料を除くのが難しいです。
最近増えている「単株」やせいぜい「2頭株」だと根鉢が一重で固まっていず、乾燥で枯れて萎びていることも少なくて育てやすいです。



2018年版
最近の2-3年は、零下6度の寒波に度々見舞われています。
今年から都心での栽培になり、零下になったり大雪になったりは稀になり、ダメージは少なくなると思います。
これまでは直射日光を避けるために植込みの中に置き、草が茂って雨が当たらず水切れという問題もありました。
これも解消に向かっていますが、株が小さくなっているので回復が先決です。2018.9.13

新苗
3/19 ファイアービレッジ ワインシャワー
9月 3株立ち


#2R
#2R
#2R
#2RR
#2RR
#2RR
#3R
#3R
#2-3LRL
#2-3LRL
#-1RR
#-1RR

A1

B1

C1


1206
丈
バルブ
幅
花茎
1304
花茎
2012
2013
2014
2018


大株
小株
A

B

C


1
38
2.8
39.5
2.5
34.5
2
36.5
2.3
352.5 34.5
2.3

1.5






2
4.5






2.5






3
73
50






3.5






4
8






4.5






5
46
25
19
17
5.5






5.5






6






6.5
58
25






7
59
25
51
22
54
25
18






7.5
35






8
69
31
15






8.5






9






9.5
77
33
42
2.2
11枚
39x2.8
45
11
43x2
492 9
44.5x2.5

10
66
35
5
55
15
73
19






10.5
59
25
7
55
16






11


11.5
40


12
40
19
70
32
14


12.5


13
28


13.5


14


14.5







2017年版
2年目以降の開花を追加
今年は、「新苗も受け替え」、「2年目以降も開花」を手掛けます。
新苗のインザムードは若苗なので根鉢が緩く一重で、根を傷めずに植え替えができます。2017.5.13
現在の生長と開花の様子
主な苗のリスト
2017年新苗 インザムード
2016年新苗
アリシア・スノー・エンジェル
バニラ・スカイ・ピュア・スマイル
スイートワッフル・タルト
2015年新苗 
ウダツナイト・ショパンの調べ鉢#1脇芽#3丈70cmバルブ3.2x2.9cm葉#12、24cm#16、35cm新芽R1.5cm
ホワイトレディーほの香鉢#1脇芽株#3丈53バルブ幅1.8x1.7R新芽2.3x0.9丸
ラブリー・エンジェル・ザ・ツー・ヴァージンズ鉢#2脇芽#2丈84cmバルブ幅4.3x3.2cm葉#10,56x3cm#13、30x2.3cm新芽R2.3x1cm
2009年秋苗 プチムーン 鉢#1 脇芽#L2R2丈41.5cmバルブ幅2.1x1.7L新芽1.8x1cm薄い
2008年苗 下垂種エンザン・スカイ’プレアデス’
サラジーン・アイスカスケード
2007年苗 下垂種サラジーン・アイスカスケード

2008年
5月後半
サラジーン・アイスカスケード
が大きくなりました。











2022/02/24 ファイル作成