洋ラン学園
エバネウムとデボニアナムの育て方と咲かせ方
ミスマフェット

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デボニアナムは日本ミツバチを金稜辺や金稜辺との交配種のミスマフェットと同様に集めると知られています。
一方シンビジウムの改良にも使われている種類としてエバーニュームがあります。
初めに
これまで金稜辺を育ててきましたが、同じミツバチを呼ぶランとして知られているデボニアナムと近縁のエバーニウムが売られていたので2016年12月に入手しました。
金稜辺も需要が多いのでシンビジウムに比べると小さい割に高価ですが、これらの種類も同様です。
エバニウムの方は高山性で暑さに弱そうです。
デボニアナムの温室育ちの苗は寒さに弱そうです。


エバネウム
単茎種のような複茎種


エバネウムは新葉が何年も出続けて一度咲いた株の葉の間から花茎が出てまた咲きます。
このような性質はコチョウランやバンダと同じで「単茎種のような複茎種」であるところはパフィオペディルムに似ています。2019/02/26
丈夫で、同じ株から何年も咲きます。
葉の中心から新葉を出し、秋遅くに途中の葉の間から花茎が出てきます。
大きな、葉が20枚前後ある株が、夏まで元気に育って新葉が2枚ほど出て、株元が太くなり始め、根元から新根が出るようなら有望です。
花は大きいですが1花茎に1-3輪です。
新しい脇芽が咲くまでには数年かかりそうです。
2021/09/14

2023年

今年は日焼けと水切れに気を付けようと思います。昨年脇芽が多く出て、この7月には新根が出始めました。
一昨年咲いて新葉の出ている株の開花を目指します。
11月初めに、元気な株から新葉新根花茎が出ています。
夏以降に新根が出る元気な株に花が付きます。11/13
#1

#2




#3


#4


LLLR1L2L2-22'21L3111-1'23113-3




































5/25












20:23


7/623:2.520:1522:8
22:1


18:922:2120:4

20:2422:2523:10













































































































2022年

初めに
夏に日焼けと雨過多で、葉が減ってしまいました。
すると脇芽が出始めました。株が傷むと防衛本能で脇芽を出すようです。
根元から新根が出始めました。09/07

2021-22年

初めに
育て始めてからしばらくは余り咲きませんでしたが、株が充実したら、ほったらかしでどんどん咲くようになりました。
5鉢全部元気で、しかも新しく出た若い株の他はほぼ全て花茎が出ています。
他のシンビジウムと違って、「単茎種のような複茎種」と呼んでいる通り、古株にも花が付きます。
各鉢の花茎の数は.
#1は一度枯れかけた古株、#41,42は株分け

#1#2#3#41#42
株数37753
花茎あり34532

2022/01/22


ミスマフェット
金稜辺とデボニアナムの交配種で、デボニアナムに似ていますが育てやすいようです。2019/10/07
株形や花、育ち方や咲き方は金稜辺に似ています。
金稜辺は小さくても花付きが良いですが
ミスマフェットは花芽と葉芽が似ていて同じような時期に出るため、特に小株では咲かずに新しい脇芽になってしまうことがあります。
バイラス病が保菌していたと思われ出たようなので隔離しています。2021/09/14

右前:ミスマフェット、他:白花金稜辺

Cymbidium eburneum シンビジウム エバネウム、エバニューム
中国雲南〜ネパール〜インドの、山地に原生する着生種。シンビの品種改良に貢献して来た原種。乳白色に薄い桃紅色を淡く彩る、花の幅は約8cm、1花茎1〜2輪咲き。主に春咲き。夏期は、通風が良く冷涼な環境を好む。栽培は比較的容易。(フジ園芸さんから転載)
【Cym. eburneum】
<特徴>
・芳香がある
・4Nがある
・標準的な花の大きさは5〜10cmだが、4Nの大きさは不明
・花期は4月頃
・1花茎に1〜2輪しか咲かない
<自生地>
北インド(シッキム、アッサム、カシー山地)、ネパール、ベトナム、北ミャンマー、中国(雲南省の南部)の300~2000mの高地の雲務林の木や岩に地生、半着生するらしい
(ベランダ蘭栽培48さんから転載させていただきました)

Cym. devonianum シンビジウム デボニアナム
インド北部〜タイの高地に分布する、着生種。バルブは小さく、葉は幅広(5cm内外)。下垂する花茎に、通常10数〜20輪位着花。ニホンミツバチ誘引種としても知られています。(フジ園芸さんから転載)
デボニアナム(Cym. devonianum)の栽培(フジ園芸さんから転載2017.9.22
デボニアナムは、インド北部〜タイの高地に分布する、着生種。バルブは小さく、葉は幅広く、花茎が下垂する多花性の小型シンビジウムです。
【置き場と温度】
冬季は最低温度を5〜10℃程度に設定した室内に置きます。花芽がついている株は、夜間の高温は避けます。夜間の高温(15℃以上)は「落蕾・花飛び」を起こし、正常な開花が望めません。
春〜秋は直射日光を当てないように60〜70%程度の遮光下に置き葉焼けなどを防ぎます。
【灌水と肥料・光線】
春〜初夏新芽が伸び始めたら、乾燥は避けて薄い液肥「フジ=洋らん専用液肥(6-3-3)」1,000倍液と「バイタリック-V」500倍液を、週1回程度与えます。
夏は夕方たっぷりと灌水し、十分な通風を図ります。真夏(梅雨明け〜盆頃まで)の強光は禁物です。「ランネット」を二重に使用し、遮光します。
初秋頃に、「ホスポン-F」500倍液を葉面から株全体に与え、花芽の分化を促進します。
晩秋から開花までは「花咲液肥=フラワートップ」1,000倍液を施用し、花芽の充実・開花を促します。
【植え替え】
株が鉢一杯になったり、バルブが鉢から飛び出しそうな時は植え替え(鉢上げ)します。植え替えの適期は、花が終わり新芽が伸び始めた頃です。花芽が伸びている時に根を痛めると、開花しない場合があります。植え込み材には、バークなどが適しています。植え替え前後は「バイタリック-V」500倍液を与え、活着を促進します。
【活力剤】
植物の一生を通じて、細胞に活力を与える「植物活力剤 バイタリック-V」は生育を促し、花つきをよくします。周年、500倍液を一週間に1回程度与えると健全な植物に育てます。
【ウイルス病予防】
一旦罹病すると治すことが出来ないランのウイルス病は、デボニアナム栽培にも強敵です。最近デボニアナムの栽培が盛んになると共に、ウイルス病と疑われる株を見かける事もあります。「ウイルス消毒液 ビストロン」で、感染拡大を防ぐことをお勧めします。

<花芽つき株栽培上の注意事項>

植え替え(鉢上げ)は、花が咲き終わってから行います。花芽がついている時に根を傷めると、花が咲かなくなる恐れがあります。用土は「ニュージーランド産バーク」などが好適です。

花芽がついている時「チッソ肥料」の施用は控えて下さい。(特に化成肥料や生の油粕などは与えないこと。)
チッソ過多の施肥が続くと、花芽が流れ開花しないことがあります。花芽を育てる「花咲液肥 フラワートップ」がお勧めです。

ラン科植物中では比較的「水」を好む種類ですから、真冬でも晴天の日が続き植込み用土が乾燥する場合は、暖かい日の午前中に潅水します。極端な乾燥は花芽を落とす恐れがあります。

開花後は、株分けは極力控え、なるべく大株仕立てにして下さい。大株の方が栽培管理も容易で、多数の花をつけるようになります。生育期(4月〜9月)の肥料は「フジ=洋らん専用液肥(6-3-3)」を与えます。

植物の細胞を活性化する「バイタリック-V」は、健全な植物を育て花上がり促進に周年利用します。

花芽が横に伸びて潜ってしまうことがあるそうです。
これは花芽でしょう。


ミスマフェット Cymbidium Miss Muffet, デボニアナム×金稜辺


目次
エバネウム
基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則
生長と開花のパターンと条件
最初(冬)に枯らさない方法(幼稚園年少組)
開花株を入手して1年後に咲かせる(小学校)
2年目以降も咲かせる・作落ち対策と大株作り(中学校)

ミスマフェット
基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則
生長と開花のパターンと条件
最初(冬)に枯らさない方法(幼稚園年少組)
開花株を入手して1年後に咲かせる(小学校)
2年目以降も咲かせる・作落ち対策と大株作り(中学校)

旧版



エバネウム

Cymbidium eburneum シンビジウム エバネウム、エバニューム
中国雲南〜ネパール〜インドの、山地に原生する着生種。シンビの品種改良に貢献して来た原種。乳白色に薄い桃紅色を淡く彩る、花の幅は約8cm、1花茎1〜2輪咲き。主に春咲き。夏期は、通風が良く冷涼な環境を好む。栽培は比較的容易。(フジ園芸さんから転載)
【Cym. eburneum】
<特徴>
・芳香がある
・4Nがある
・標準的な花の大きさは5〜10cmだが、4Nの大きさは不明
・花期は4月頃
・1花茎に1〜2輪しか咲かない
<自生地>
北インド(シッキム、アッサム、カシー山地)、ネパール、ベトナム、北ミャンマー、中国(雲南省の南部)の300~2000mの高地の雲務林の木や岩に地生、半着生するらしい
(ベランダ蘭栽培48さんから転載)

基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則
洋ランは枯れやすく咲きにくいと思われています。寒さに弱く、根が乾燥や過湿で枯れるためです。
洋ラン学園ではこれらを予防し、易しい方法の普及を目指しています。
詳しくはHP冒頭にありますが、要点は下記の通りでどの種類も同じです。入手してからこの方法に慣らしていきます。温室・ミズゴケ・バーク・農薬を使いません。
(1)苗は1年後に開花が期待できる丈夫な種類の大株を入手する。
(2) 植え方(衣)は枯れやすいミズゴケやバークを使わず、東洋蘭で使われている鹿沼土に植える。
(3)置き場所(住)は、冬以外は屋外、冬は屋内で防寒・防霜
(4)水やり(食)は高温期には雨ざらしで生長促進(害虫も駆除)

生長と開花のパターンと条件
シンビジウムやデンドロビウムを初めとする蘭の大半は複茎種で、主にアジアの温帯から熱帯に分布します。セッコクはデンドロビウムの一種です。
複茎種の生長と開花のパターンの基本は、毎年春に開花親株から新しい脇芽が出て、秋までに親株並みに大きく根元が太くバルブになり花芽を出して、冬に咲きます。
亜熱帯や熱帯の原産地では、乾季の終わりに咲いて脇芽が出て、雨季に伸びて根元にバルブを作ります。
日本の冬は乾季、夏は雨季に相当します。

コチョウランやバンダはアジアの主に熱帯産の単茎種です。風蘭はバンダの、名護蘭はコチョウランの一種です。
単茎蘭の生長と開花の基本パターンは、雨季に株の上から新しい葉を出し大きくなって、終わりに古い葉の間から花茎を出して咲きます。
蘭の中で最も根腐れしやすいです。
なお、パフィオペディルムは複茎種ですが、通常は新葉が出るのに時間がかかり、新芽が出始めてから2年以上たって葉の数が8枚前後になると新葉の間からシースをのぞかせて咲くという単茎種に似たパターンです。
エバネウムの花の出方は単茎種型
エバネウムの葉や花芽の出方はシンビジウムなど他の複茎種とは異なり、単茎種のバンダやコチョウランのようです
何年にもわたって株の中心から新葉が出て、花茎は途中の葉と葉の間から葉に包まれたようになって出ます。2020/08/02
エバネウムは一度咲いた株が何回(何年)も咲きます。
一方、全然咲かないこともあります。
咲かせるには新芽を見るのでなく、既存の株に注意します。
新葉が出たり伸びたりしている元気な株、根元が厚くなる株は咲きやすそうです。
夏(8月初め)に根元から太い新根が出る株も咲きやすそうで、根の出方に注目します。2021/07/02
冬から春にかけては、葉の伸びや出はありません。
初夏から葉が伸び始め、新葉が出始めます。
8月になると若い株から根の先が伸びて根元から新根が出るようになります。
花茎は秋の10月半ばくらいから出始めます。
花が咲くのは4月半ば2021/08/11

2020-21年の開花株
2021年には5鉢中4鉢が咲きました。

2



3


4-14-2
1L2L2-22'21LR0111-1231121























基幅










葉数










最長葉

























開花株の大きさ
2020年に咲いた10株余りの大きさをまとめてみました。これらの株は2021年にも咲くと期待できます。また、咲かなかった株のうち大きくて元気な株は今度は咲くかもしれません。
咲いているのは2016年に入手したときにはすでにあった株ばかりです。
花茎月日
基幅厚葉数長幅開花時開花時長幅花茎21 2021
月日
基幅厚葉数基幅厚開花時葉数長幅開花時長幅花茎
1L-









無し
7/28461.8x1.310-18








21L10/14

1.5x1.3-1820-45x1.52.2x1.4-2422



501.8x1.619-26









2L


x1.3

1.6x1.5



















2'2













522.1x1.317-21









1LR012/16

2x1.5-13








462x1.58-14








31L12/16







5x0.8
















1-1'11/1846
2x1.2-1514-32.5x1.5


5.3



482x1.59-17









211/443
2x1.4-1915-38x1.6


3.5



44.51.8x1.413-21









311/1842
2.2x1-1917-32.5x1.6


4



461.6x1.412-20








411111/446
2.2x1.4-1713-42x1.5
17
4x0.5



481.9x1.49-19








422110/1450
2x1.5-1816-2x1.5

3



472x1.310-20

































































表作成 2021/07/29

新芽の咲かせ方
新芽は四季を問わずに出ます。
新芽が咲くまでに大きくなるには年数がかかりそうです。2021/07/02


花芽と葉芽
咲かせたことのない種類は花芽がいつどのようにして出てくるか分かりません。
また新芽が出てきても花芽か葉芽か分かりません。
ネットで調べても写真は殆どが花で、出始めの花芽の写真は殆どありません。
洋ラン学園では、出始めの花芽の写真や、花芽と葉芽の区別などを紹介するようにしています。

エバネウムは細長い筆の穂のような花芽が葉の間から出てきます。
葉芽は他の複茎種と同様に開花株等の根元から出ます。
形は花芽と葉と大きな差は無いようです。
葉芽は心から遠い古葉の外目から、花芽は芯に近い所から出るようです。


枯れない始め方 「洋ラン幼稚園(年少組)」-ペットボトル植え
ランはもともと木に着生して根は空中に伸びています。
鉢植えにすると根は酸欠や過湿と低温で腐りますが、それが最もひどいのがバンダとコチョウランです。
洋ラン学園では、鉢から抜いて広口の透明容器に移して根の外側をむき出しにするため根腐れが起きません。
根腐れの心配が全然いらなくなります。2019/09/28

2016年秋に花茎付きのバーク植え細鉢を入手しました。径は9cmです。
2017年に、洋ラン学園式の、黒硬質プラスチックの15,12cm鉢の上を切り取った浅鉢に鹿沼土で植え替えました。
それ以来、根腐れは起きていません。
これまでは、シンビジウムに準じて直射日光に近い置き場でしたが、夏の暑さを嫌うので、梅雨明け以降は半日陰に移します

2016年↓
11月後半
花芽付きの鉢を入手しました。
2016年↑

2017年↓

5月
エバネウム
植え替え
バークで細深鉢に植えられていたので、根鉢をほどくために水につけて根を柔らかくします。
根を傷つけないようにバークを取り除く積りでゆっくりほどいていきます。
根元から針金で鉢底に固定して、浅広鉢に鹿沼土で植え替えました。
鉢#2
  



9月後半
エバネウム鉢#2
中心の古株から出た新芽は高さ16cm幅0.9cmが出てきました。

年末までは寒さに強いと思われたので西向きの壁際に置いていました。

2017年↑

開花株を入手して1年後に咲かせる(小学校)
洋ラン学園では、どの種類も「開花株を入手して1年後に咲かせる」を目標にして実例を示しています。
1年目は親株が大きいので最も咲かせやすいです。
以下は種類を問わない世話の内容です
(1) 冬に入手することが多いので、室内で最低温度10℃を保つ
(2) ミズゴケ植えの苗は幅広容器に移す
(3) 春になったら最低気温10℃以上で屋外の半日陰(直射日光では日焼けして枯れる)、軒下(雨ざらしでは一部の種類がかび病で枯れる)に置く
(4) ミズゴケ植えとバーク植え共に根腐れと枯れの原因なので、一回り広い浅鉢に移し、隙間に鹿沼土を入れる(重ね着鉢増し)
(5) 同時に緩効性の化成肥料粒を表面にばらまく
(6) 梅雨入り前後から雨ざらし・半日陰において、水を切らさないようにする。
(7) 夏から初秋までは、日焼けと水切れに注意し新しい脇芽を開花親と同じ高さを目指して伸ばす。
(8) 最低気温が20℃を下回ったら(10月から)病気になりやすい種類は軒下などで雨除けする
(9) 最低気温が10℃を下回ったら(11月後半から)、新株は暖かい陽だまりなどで保温する
(10) 最低気温が5℃を下回ったら(12月から)屋内に移動する。
一般に秋に花茎が出て冬に咲きます。

2016年11月入手株

2018年
1月初め前後

1月28日
エバネウム#1 
親株は古いらしく、葉の根元の色が茶色みを帯びています。
どの株も中心から新葉が2枚ほど出ています。株#2の葉の間から出た新芽は--。一方古株#1の中心近くの葉の間から厚みのある新芽が出て下からの高さ8cm上の葉は1.2cm


エバネウム#2 どの株も中心から新葉が出ています。1本だけの新芽はようやく20cmに伸び葉は8枚になりました。
温室育ちか金稜辺よりは寒さに弱いようで、葉の先が傷んで白くなっています。
株の中心から出て膨らんでいるのは花芽と思われます。

  

 

株の中心から出て膨らんでいるのは花芽と思われます。


寒さのせいか、咲かずに終わりました。




蕾付き株を咲かせる「洋ラン幼稚園 年長組」
大抵の洋ランは2週間ほど咲くと終わってしまいます。
1年の大半は枯れないように世話をするだけです。
コチョウランは花の持ちが良く1か月以上持ちます。その上、花茎の先が伸びて蕾が出てきて、新しい花が咲きます。
従って数か月花を楽しむことができます。さらに花が終わっても花茎を残しておくと半年前後で枝が出てきて咲くことがあります。
エピデンドラムの花茎は枝が出てきます。
デンファレは半年後に同じところから花茎が出てきます。
ミニカアトレアの多くは半年型で、開花株に次の脇芽がついていて時にはすでにシースや蕾が出ています。しばらく元気に育てていると次の花が咲きます。

2018年1月後半に花芽3本付きの鉢を入手しました。

2018年
1月後半
デボニアナムとエバネウムは雪の予報に備えて夜は玄関に入れました。

5月
鉢#3
がほぼ終わりました。
  



2018年↑



その後、鹿沼土で幅広浅底穴鉢に植え替え





2年目以降も咲かせる・作落ち対策と大株作り(中学校)
温室育ちに比べて家庭では温度が低めなので新しい脇芽は親株より小さくなることが多いです。
新芽が早く出て親株が大きいほど新芽は大きくなります。
従って2年目以降は作落ちすることが多く咲きにくくなる傾向があります。
また種類によっては親株が小さいと新芽が出ないことすらあります。
一方年々新芽が出ていれば次第に大株になり、丈夫になります。
また株が屋外作りに慣れてきて耐寒性も増してきます。
野生の株が木の枝などに沿って大きく広がって咲くのに似てきて品評会で見るような群開も夢ではありません。

冬は零下6度や積雪に度々遭い、古株は枯れてしまいました。
暖地性のデボニアナムは全滅しましたが、温帯性のエバネウムは生き残りました。

エバネウムは新芽は小さくて咲かず、一方何年も咲き続けるので、2年目以降が主体となります。

2018年
冷害で枯れた株が多いですが、今年は回復の第一歩です。
2019年
東京郊外から都心に移動して、最低気温は-3℃で、雪が直接当たることは避けられました。
1鉢のみ、冬芽春芽が出ました。
2020年
新しい株が増えましたがまだ元気がなく、冬芽や春芽は出ませんでした。
古葉は枯れて、短い新葉中心の小さな株になっています。
2018年3月に入手し、バーク細鉢植えのままで、いつも水切れ気味の鉢#4を株分けして鹿沼土大粒に植え替えました。
7月末に元気な新根が出ました。バルブの厚みが回復中のようです。
これまでは夏もシンビジウムに準じて直射に近い日光が当たっていましたが、今年は木陰に移動します。
水をたっぷりにして新芽を促します。2020/08/02
夏の間は元気がなく何枚も落葉したので心配していましたが、
秋が深まったら、若い葉がどんどん伸びています。
また若い株や新芽の根元に太い根が出て伸び始めました。
1株からは中程から芽が出ています。花芽かも知れいません。2020/10/04
5鉢の中の大株に花芽が出てきました。昨年は元気がなかったですが、今年は夏以降に太い根が出て株元が厚くなり充実してきたので期待していましたがその通りになりました。10/14


鉢#1の経過
2016/11/14入手
最初の鉢で、冷害で枯れた株が多いですが、2018年は回復の第一歩です。
年月日バルブ高葉数花茎
12016/43
2.21.651211-39.51.67内11x1.1


2017/09/2243
2.11.61811-401.6














R
35
1.61.395-331.2



2018/08/0619
0.7

5-18




09/1121



6-161



10/1527
1.05

7-18.5















02018/11/0341
2.11.7
11-341.4














L2017/05/1231
1.20.975-20.9



2018/08/0619



5-13




09/1122
1.4

5-150.9



10/1524
0.95

6-17




11/0325
1.10.9
6-18.50.9














L外17/05/1234
1.31.197-311.215.55個1.4cm

2018/08/0616








LL09/1120
0.6

4-15




10/1523
0.85

5-17




11/0323
0.9

5-18















205/12



99-14




09/2236.5
2.151.351211-281.5






































1205/12




7-9




09/2232.5
1.31.05108-28.51.4



2018/01/2737









枯れ









1105/12



99-7.5




09/2236.5
1.451.21110-291.4















鉢#2の経過
2020年

8株中4株から花茎が出て咲きました。
10月4日
夏の間は元気がなく何枚も落葉したので心配していましたが、
秋が深まったら、若い葉がどんどん伸びています。
また若い株や新芽の根元に太い根が出て伸び始めました。
1株は中程から芽が出ています。花芽かも知れません。
8月2日
葉が伸びたり、新葉がわずかに出たりするだけでしたが、根元に太い根が出始めました。
そろそろ新芽が出るかも知れません。
1月2日、枯れ株や葉焼けやkは少なくバルブが広く厚くなり根元の表面の新根が赤みを帯びて元気で太いです。
根張りが充実してきたようです。

2021年

2020年は多くの鉢と株が咲きました。
冷害から回復し、株が充実して花茎が出ました。た
昨年と比べて様子を見ていくことにします。
葉の数、葉の伸び、株元の厚さ、新根の出方に注目します。2021/07/02

年月日基幅厚葉数長幅花茎蕾年月日基幅厚葉数長幅花茎蕾
2'
















#2L10/6361.4













#2'10/20482.5x1.652119-42x1.7












11/5502.8x1.65














19/11/24


20-35












20/1/2
1.7x1.65*表面根













20/2/8
1.4
21-21.5












6/10
















7/6

2319-46x1.6












8/2522x1.5*2419-46x1.7新根











8/1852

19-46.5












9/4522.7x
20-4












9/24

2524-22












10/3522x1.625

2.5




























2019年
冬芽夏芽が1本ずつ出ました。
2018年
秋芽が出ました。
年月日バルブ高葉数花茎
12017/01/2844
2.41.65
8-411.65内11


2017/02/26




10-38.5
215

05/12










09/2244
2.21.45149-38.51.4














R2017/01/2833.5
1.250.987-31.51.1



2018/08/06










09/11










10/15





















R内2017/01/2828
1.15
67-251














2(R)2017/02/26



89-19




05/12




10-4.5




09/2236.5
1.51.1129-301.2



10/15









211/0344
1.61.4
15-34.51.6


2






















11(L)2017/02/26




9-27




05/12




1-3



1L08/0640
1.651.3
11-331.4


1L2018/09/1135.5
1.61.4
15-281.5


1L10/1539
1.81.5
15-341.52

1L11/0341
1.51.6
16-331.3














1L'2017/05/127







春芽
12(1L)09/2236
1.51.25139-321.1



09/2216
0.9
77-8


夏芽

2018/08/0637
21.35
11-361.4


122018/09/1140
1.6

14-311.5


1210/1541
1.71.4
15-341.5














12内05/12




9-9




09/22









1L内2018/08/0624.5
1.41.1
4-151.3


1L内09/1129.5



4-241.3


1L内10/1535.5
1.351
14-281.3


1L内11/0336
1.41.1
4-33.51.3


1R内2018/08/0616



7-8.5















#1LR2018/10/152







秋芽

19/2/264
0.6
64-1.5




4/65
0.6
64-2




4/186.3


64-3
















8/542
1.81.198-21




10/642









11/24




10-27




20/1/12

1.351






























8/239
1.51.21410-35x1.1















#132019/08/159
0.5
53-5


夏芽





































年月日バルブ高葉数花茎
表作成2018/08?

鉢#3の経過
20年月入手、花芽が出たかと思われた鉢、途中で枯れました。葉焼け多い、バルブ太り元表根
1月2日。
年月日バルブ高葉数花芽/葉芽茎

























































































































8/735.5
1.5
8-177-291.6



9/1139
1.5
13-118-34.51.3



10/1538
21.4
12-321.7



11/239
1.81.31411-38.51.1



2/7






葉#7内
4.5



2/26






5


3/16



14-6

5.5


4/4






6.5x0.9x0.35


4/11






7.5x0.7

#114/18










7/3










8/15










9/14










10/6










10/20










11/5










11/24










12/19









#112020/1/2

































#28/738.5


1311-311.9



9/1135









10/1534
1.451.61312-28.51.8



11/235.5
2.51.41310-311.8



2/7










2/26



14

葉#7内
5



3/16



14-2

5.5


4/4






6.5x0.9x0.35


4/11






7.5x0.7

#24/18






6.5x0.75


7/3



1413-32
枯れ


8/15










9/14










10/6










10/2045
21.61614-341.6



11/542
1.91.551615-28




11/24



1615-30




12/19



17




#22020/1/1



17




























年月日バルブ高葉数花茎



鉢#4の経過
2018年3月入手、バーク細鉢植えのまま、葉焼け多い、バルブ太り元表根
1月2日。

2020年

5月、株分けし、バークを取り除いて鹿沼土大粒で植え替え
期待していませんでしたが、花茎が出て咲きました。
年月日バルブ高葉数花茎
























































































































































































































#34/1843.5


1513-371.8



7/3










8/15










9/14










10/648
2.11.5
16-331.6



10/2049
1.91.71914-431.7



11/549
1.71.51916-351.6



11/24



1918-25




12/19


1.15





#32020/1/2

2.21.45





























#44/18










7/3










8/15










9/1439

1.2138-38




10/637
1.61.3
11-30




10/2038
2.151.4139-341.2



11/536
1.81.31311-321.5



11/24




12-32




12/19


1.5
13-22



#42020/1/1


1.914




























年月日バルブ高葉数花茎





ミスマフェット

ミスマフェット Cymbidium Miss Muffet, デボニアナム×金稜辺

右:ミスマフェット、左:片親の金稜辺

初めに
昨年から原種のデボニアナムとエバネウムの若株を入手して育て始めましたが、花芽が途中で枯れて咲きませんでした。
今年もさらに交配種のミスマフェットが入手できたので育ててみることにしました。2018.1.27
原種のエバネウムとデボニアナムは金稜辺とは性質が違うので育て方が分かりません。
新しく入手したミス・マフェットの方は金稜辺との交配種なので性質が似ていて育てやすい可能性があります。2018/11/2

目次
基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則
生長と開花のパターンと条件
最初(冬)に枯らさない方法(幼稚園年少組)
開花株を入手して1年後に咲かせる(小学校)
2年目以降も咲かせる・作落ち対策と大株作り(中学校)
旧版
2023年
バイラス病の恐れがあるので隔離しています。日焼けなどの作落ちから回復した1株が大きくなっています。基幅は細いです。09/08

2022年
バイラス病の恐れがあるので隔離しています。日焼けなどの作落ちから回復した1株が大きくなっています。基幅は細いです。09/08
2019年と2021年の経過
7月初めに丈30cm、基幅1.5pが目安になりそうです。
#-4基幅厚葉長花茎基幅厚葉長花茎基幅厚葉長幅花茎基幅厚葉長幅基幅厚葉長幅基幅厚葉長幅花茎
2018 #-3
29
1.35-27.5x2.2
2019


2021


2022

2023

2023


#-4



#-5


#-51L


#-8

#DL

#DR


2018





















1/275.51.26-1.5冬芽

















5/25







2

春芽


6x16-22x0.9














春芽








6/21







261.1x0.77/5-11



18.5x16/5-1410x16/5-4
7/3



321.6x17-22
301.2x0.77/5-26










7/24














27x17/6-2219x1.17/5-12
8/7451.45x19/8-40
501.4x0.957-44x2.8







32x0.97/6-2726x18/6-17.5























9/11451.69/8-42.5x2.5
512x1.27-47x3




48.51.38/7-40x2.3











512x1.27-47x3



















512x1.37-40x2.2














11/7401.8x19-40x2.10.7
1.7x1.1















11/24












































12/19




2x1.6
1.7x0.7













1/1




2x1.6















1/18




1.7x1.4
2.3x0.8x0.6
中膨らみ


















基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則
洋ランは枯れやすく咲きにくいと思われています。寒さに弱く、根が乾燥や過湿で枯れるためです。
洋ラン学園ではこれらを予防し、易しい方法の普及を目指しています。
詳しくはHP冒頭にありますが、要点は下記の通りでどの種類も同じです。入手してからこの方法に慣らしていきます。温室・ミズゴケ・バーク・農薬を使いません。
(1)苗は1年後に開花が期待できる丈夫な種類の大株を入手する。
(2) 植え方(衣)は枯れやすいミズゴケやバークを使わず、東洋蘭で使われている鹿沼土に植える。
(3)置き場所(住)は、冬以外は屋外、冬は屋内で防寒・防霜
(4)水やり(食)は高温期には雨ざらしで生長促進(害虫も駆除)

金稜辺の仲間は細いラン鉢状の鉢にバークで植えられていることが多いです。
高温期に水切れと日焼けを起こしやすく2,3年後には


生長から開花のパターンと開花条件
シンビジウムやデンドロビウムを初めとする蘭の大半は複茎種で、主にアジアの温帯から熱帯に分布します。セッコクはデンドロビウムの一種です。
複茎種の生長と開花のパターンの基本は、毎年春に開花親株から新しい脇芽が出て、秋までに親株並みに大きく根元が太くバルブになり花芽を出して、冬に咲きます。
亜熱帯や熱帯の原産地では、乾季の終わりに咲いて脇芽が出て、雨季に伸びて根元にバルブを作ります。
日本の冬は乾季、夏は雨季に相当します。

2020年開花株の花芽時の大きさ
花茎が出たのは10月末から11月初め草丈は約50cm、基幅は2x1.5p足らず、葉数8枚、約45x2.5p
21年の脇芽の記録を追加
株#出芽花芽時大きさ基幅厚葉数葉長花茎2021株#出芽基幅厚葉数葉長
2R4L,R?10/20L0.5491.8x1.5
8-44.5x2.5
5/252R55/2510.51.3x0.676-5.2










2R41
111.2
6-4.7
2L3?11/5R0.7481.8x1.55
7-45.5

2L34?9.51.3x0.986-5
-5?11/51512x1.4
7-49

-51?30.9


















表作成2021/07/28

花茎が出てから咲くまでの経過、交配親の金稜辺と比べて示します
金稜辺は花芽だけが秋までに出ます
ミスマフェットは花芽と葉芽の区別がつきにくいです。
年月日長さ年月日長さ金稜辺長さ
金稜辺31
#-4


2019/11/051


20.75

2014-15年




11/241.50.55

1.80.85







12/191.70.7

2.20.750.4






20/01/012.80.7

2.10.70.4






01/182.0.80.6
2.50.750.5
2015/
01/18
1.5x0.5
02/08

0.702/082.50.80.7
2.50.750.5
02/011.8x0.6
2/262x0.9






9.5
蕾20
02/272.8x0.75













03/143x0.85
3/221.5x0.8

3/3061.1







4/41.7x0.8x0.5


3.5x0.9x0.65






04/07 4.5x1
蕾8
4/18 2.2x0.9x0.5



4x1.15x0.7






04/13 4.5
蕾10+3
















表作成2020/02/08

2020年↓
1月18日
株#5の新芽は中ほどが膨らみ筆の穂のような形で花芽らしいです。昨年の株(親)よりも一回り大きいので花芽が十分育っているようです。

2020年↑


2019年↓
新芽がいつ出たかの記録がありません。
11月
1本だけ花茎がでました。一番大きくてバルブも大きいです。

花芽がついた3株は秋までに草丈約40cm、基幅約1.5cmになっています。

3月後半
2本から花芽が出ました。新芽は作落ちしていた親株よりも大きくなっています。両側から新芽が出た株だけは芽欠きをしなかった小さい方に花茎が出ません。基幅が1cm足らずです。

2月末
丈が40cm基幅1.5cmに達した2番目に大きい新芽に赤い小さな脇芽が見えました。花芽のようです。
2019年↑



#2R2
バルブ葉数葉長幅花茎#2R3花茎#2L2
バルブ葉数葉長幅花茎#-3#-4基幅厚葉数葉長花茎
1
親2018
1月27
#1 19x1.2x1 5枚
#2 24.5x1.35x1.35 3枚
#2R 丈25基幅1.4厚1.1





春芽?
#2L8月
丈22.8

基幅1.05


#-2
丈24.5基幅1.2厚0.95

#-3
29
1.355-27.52.2

2















#-4





01/27















5.51.266-1.5
冬芽冬芽
08/07丈34.5基幅1.35厚0.85葉8-35cm,9




丈20.5基幅0.8葉
要芽欠き

丈?

98-31.5cm
丈28基幅厚葉5-27cm
451.45x198-40


09/11丈40基幅1.3厚葉8-38.5cm




丈25.5基幅0.8葉6-22cm
?




丈29基幅1.2厚葉5-28cm
451.698-42.52.5

10






















11/02丈40.5基幅1.5厚1.1葉33.5cm




丈26.5基幅0.8葉24.5cm
丈38
基幅1.5厚1.5
35cm

丈29基幅1.3厚1葉27.5cm
401.8x199-402.10.7
19/02/26




0.7









351.5x1.2
8-432.62x0.9
03/16






















03/22




0.7x0.5






1.5x0.8






1.5x0.9x0.6
04/04




0.7x0.5






1.7x0.8x0.5






3x0.9x0.65
04/11




0.7x0.5






2.8x0.5






3.5x0.9x0.65
04/18基幅1.25x厚1



1.3x0.7

基幅1.45x厚1.2



2.2x0.9x0.5





基幅1.25x厚14x1.15x0.7
20192R4L




2R4R
2L3





#-5



-4

































































2019






7/321
1.5x1
7-13x1.3h


25.5
1.4x1



7/332

7-221.6x1

8/1541.5
1.55x0.85
8-37.5x2


48
1.3x1.1
7-40x2.7

8/1550

7-44x2.81.4x0.95

9/1449
1.5x1
7-40x2.9









9/1451

7-47x32x1.2

10/648
1.55x1.3
8-44.5x2.5









10/651

7-47x32x1.2

10/2049
1.8x1.5
2R30.5

48
2x1.3
8-45x2.2

10/2051

7-40x2.22x1.3

11/547
1.6x1.5
1.1x0.91.5

2L2
1.7x1.45
1.45x1.10.7
11/5

-41.7x1.1


11/2449
1.85x1.45

1.5
1.5

1.8x1.55

1
11/24






12/19









1.8x1.5



12/19



2x1.61.7x0.7
2020
1/1


1.65x1.3






1.8x1.7



2020
1/1




2x1.6

1/18

1.5x1.4

1.5x0.55
1.5x0.65

1.8x1.6

1.5x0.7x0.4
1/18



1.7x1.42.3x0.8x0.6中膨らみ










































































経過表19/02/26に2019年式に修正

枯れない始め方 「洋ラン幼稚園(年少組)」-ペットボトル植え
ランはもともと木に着生して根は空中に伸びています。
鉢植えにすると根は酸欠や過湿と低温で腐りますが、それが最もひどいのがバンダとコチョウランです。
洋ラン学園では、鉢から抜いて広口の透明容器に移して根の外側をむき出しにするため根腐れが起きません。
根腐れの心配が全然いらなくなります。

金稜辺近縁種は根が丈夫でバークが新しいのでまだ根腐れの心配はありません。
水切れの心配はあります。
1年目はバーク植えのままで水切れしました。
最初から鹿沼土植えにした方が良さそうです。2020/01/18

蕾付き株を咲かせる「洋ラン幼稚園 年長組」
大抵の洋ランは2週間ほど咲くと終わってしまいます。
1年の大半は枯れないように世話をするだけです。
コチョウランは花の持ちが良く1か月以上持ちます。その上、花茎の先が伸びて蕾が出てきて、新しい花が咲きます。
従って数か月花を楽しむことができます。さらに花が終わっても花茎を残しておくと半年前後で枝が出てきて咲くことがあります。
エピデンドラムの花茎は枝が出てきます。
デンファレは半年後に同じところから花茎が出てきます。
ミニカアトレアの多くは半年型で、開花株に次の脇芽がついていて時にはすでにシースや蕾が出ています。しばらく元気に育てていると次の花が咲きます。

花芽付き株を入手しましたが大きくならず咲きませんでした。
2019年
植え替えせず細いラン鉢型にバーク植えのままです。

2018年経過
11月初め
金稜辺に花芽が出ていたので、ミスマフェットの根元を見たら小さな葉を破って赤い新芽が出ているのが見つかりました。
花芽の可能性があります。
ミツバチと着生蘭のブログ参照

2018年1月21日
入手、花芽(花茎)付き
花芽は濃い赤褐色の細い円錐形で株の外から斜めに伸びます。葉の形と共に交配親のデボニアナムと似ています。
寒さのせいか咲かずに終わりました。
  



開花株を入手して1年後に咲かせる(小学校)
洋ラン学園では、どの種類も「開花株を入手して1年後に咲かせる」を目標にして実例を示しています。
1年目は親株が大きいので最も咲かせやすいです。
以下は種類を問わない世話の内容です
(1) 冬に入手することが多いので、室内で最低温度10℃を保つ
(2) ミズゴケ植えの苗は幅広容器に移す
(3) 春になったら最低気温10℃以上で屋外の半日陰(直射日光では日焼けして枯れる)、軒下(雨ざらしでは一部の種類がかび病で枯れる)に置く
(4) ミズゴケ植えとバーク植え共に根腐れと枯れの原因なので、一回り広い浅鉢に移し、隙間に鹿沼土を入れる(重ね着鉢増し)
(5) 同時に緩効性の化成肥料粒を表面にばらまく
(6) 梅雨入り前後から雨ざらし・半日陰において、水を切らさないようにする。
(7) 夏から初秋までは、日焼けと水切れに注意し新しい脇芽を開花親と同じ高さを目指して伸ばす。
(8) 最低気温が20℃を下回ったら(10月から)病気になりやすい種類は軒下などで雨除けする
(9) 最低気温が10℃を下回ったら(11月後半から)、新株は暖かい陽だまりなどで保温する
(10) 最低気温が5℃を下回ったら(12月から)屋内に移動する。
一般に秋に花茎が出て冬に咲きます。


2年目以降も咲かせる・作落ち対策と大株作り(中学校)
温室育ちに比べて家庭では温度が低めなので新しい脇芽は親株より小さくなることが多いです。
新芽が早く出て親株が大きいほど新芽は大きくなります。
従って2年目以降は作落ちすることが多く咲きにくくなる傾向があります。
また種類によっては親株が小さいと新芽が出ないことすらあります。
一方年々新芽が出ていれば次第に大株になり、丈夫になります。
また株が屋外作りに慣れてきて耐寒性も増してきます。
野生の株が木の枝などに沿って大きく広がって咲くのに似てきて品評会で見るような群開も夢ではありません。

2019年11月5日
新芽が出てきました。花芽か葉芽か分かりません。前の株から出ています。バルブはこれまでで最大の大きさになっています。

新芽がいつ出たかの記録がありません。
11月に1本だけ花茎がでました。一番大きくてバルブも大きいです。
3月後半に2本から花芽が出ました。新芽は作落ちしていた親株よりも大きくなっています。両側から新芽が出た株だけは芽欠きをしなかった小さい方に花茎が出ません。基幅が1cm足らずです。
花芽がついた3株は秋までに草丈約40cm、基幅約1.5cmになっています。

#2R2#2R32R4

#2L2

#-3#-4基幅葉数葉長




1
親2018
1月27
#1 19x1.2x1 5枚
#2 24.5x1.35x1.35 3枚
#2R 丈25基幅1.4厚1.1

春芽?


#2L8月
丈22.8基幅1.05



#-2
丈24.5基幅1.2厚0.95

#-3
29
1.3
55-27.52.2





2











#-4










01/27











5.51.2
66-1.5





冬芽


















































































新芽
















08/07丈34.5基幅1.35厚0.85葉8-35cm,9
丈20.5基幅0.8葉
要芽欠き



丈?葉9枚8-31.5cm


丈28基幅厚葉5-27cm
451.45198-40






09/11丈40基幅1.3厚葉8-38.5cm
丈25.5基幅0.8葉6-22cm


?


丈29基幅1.2厚葉5-28cm
451.6
98-42.52.5





10























11/02丈40.5基幅1.5厚1.1葉33.5cm
丈26.5基幅0.8葉24.5cm


丈38基幅1.5厚1.5葉35cm


丈29基幅1.3厚1葉27.5cm
401.8199-402.10.7




2019























02/26
0.7









351.51.2
8-432.62x0.9




03/16























03/22
0.7x0.5




1.5x0.8









1.5x0.9x0.6




04/04
0.7x0.5




1.7x0.8x0.5









3x0.9x0.65




04/11
0.7x0.5




2.8x0.5









3.5x0.9x0.65




04/18基幅1.25x厚11.3x0.7



基幅1.45x厚1.22.2x0.9x0.5








基幅1.25x厚14x1.15x0.7




7/3























8/15























9/14























10/6


48
1.55,1.3







44.5
2.5
1.35












11/5























11/24


49
w1.85d1.45
1.51.5

w1.8d1.551









11.5x0.55

12/19























20/01/01


w1.6D1.351.5x0.61.2x0.6

W1.8d1.51.2x0.7








w2d1.62.8x0.6





















































#2R2#2R32R42R4L2R4R#2L22L32L3R#-3#-4基幅葉数葉長#-5-5L-5R-6


経過表19/02/26に2019年式に修正
2019年
2月末
丈が40cm基幅1.5cmに達した2番目に大きい新芽に赤い小さな脇芽が見えました。花芽のようです。
2018年経過
11月初め
金稜辺に花芽が出ていたので、ミスマフェットの根元を見たら小さな葉を破って赤い新芽が出ているのが見つかりました。
花芽の可能性があります。
ミツバチと着生蘭のブログ参照

花芽と葉芽
咲かせたことのない種類は花芽がいつどのようにして出てくるか分かりません。
また新芽が出てきても花芽か葉芽か分かりません。
ネットで調べても写真は殆どが花で、出始めの花芽の写真は殆どありません。
洋ラン学園では、出始めの花芽の写真や、花芽と葉芽の区別などを紹介するようにしています。

ミスマフェットの芽は濃紅色でバルブの脇から横向きに斜め上向きに出ます。
バルブの太った秋の終わりから出ますが、葉芽との区別ははっきりしません。



旧版

蕾付き株を咲かせる「洋ラン幼稚園 年長組」
大抵の洋ランは2週間ほど咲くと終わってしまいます。
1年の大半は枯れないように世話をするだけです。
コチョウランは花の持ちが良く1か月以上持ちます。その上、花茎の先が伸びて蕾が出てきて、新しい花が咲きます。
従って数か月花を楽しむことができます。さらに花が終わっても花茎を残しておくと半年前後で枝が出てきて咲くことがあります。
エピデンドラムの花茎は枝が出てきます。
デンファレは半年後に同じところから花茎が出てきます。
ミニカアトレアの多くは半年型で、開花株に次の脇芽がついていて時にはすでにシースや蕾が出ています。しばらく元気に育てていると次の花が咲きます。





ミスマフェット
2018年1月21日
入手、花茎付き
花芽は濃い赤褐色の細い円錐形で株の外から斜めに伸びます。葉の形と共に交配親のデボニアナムと似ています。
寒さのせいか咲かずに終わりました。
  


エバネウム(デボニアナム)
2018年版
初めに
昨年から原種のエバネウムとデボニアナムの若株を入手して育て始めましたが、花芽が途中で枯れて咲きませんでした。
今年もさらに交配種のミスマフェットが入手できたので育ててみることにしました。2018.1.27
エバネウムは金稜辺と違って、1年以上たった株でも中心から新しい葉が出て伸び続けます。
デボニアナムの方は新芽はどのように出て育つのか、どのように育ったら花芽が着くのか、咲くのかまだ分かりません。
エバネウム鉢#3の経過
2018/3/21入手
親株と両側に子株その一方は開花、そして開花跡の見えない子株の外には大きな孫株があります。
両子株の外側に新芽が出ました。
親株は葉が増えず花茎が出ませんでした。
2019年2月末
両子株に葉の内側花茎らしきものが出ました。どちらも葉が1枚増えています。新芽も葉数が増えています。葉が増えて花が咲くのは単茎種やパフィオと同じです。葉数の目安は約20枚と思われます。2019/02/27
花芽と思った芽の一方は葉が重なったもので葉芽のようです。袋状の花芽と思われる方は変化がありません。
バーク植えで水切れ勝ちでした。最初から鹿沼土に鉢増しする方が良いようです。
03/16
年月日バルブ高葉数
花茎
12018/08/0741.5
2.5
18まで
6-411.68内跡
5,6内跡
09/1139
2.5
15まで
4-41.5


4,5内花跡

10/1540
2.11.315まで
14-271.6



11/0240
2.21.515まで
7-402.2



2019/02/0739
2.151.45

14-281.5




























22018/08/0738.5
2
13まで
10-29.51.8

3内花跡
子#1109/1135
2.5
13まd
6-34.51


花跡10/1534
1.451.65

12-28.51.8



11/0235
2.21.513まで
2-402.2



2019/02/0737

1.4513
12-311.87内5


02/27



14まで
14-2
7内5


04/04







8x0.8x0.4


04/11







9x0.8


04/18







9.5/0.8



























32018/08/0743
1.8
15まで
6-34.51.5


#11の子09/1131
2.2
12まで
6-301.5



10/1534

2.912まで
10-311.8



11/0235
21.112
10-311.8



2019/02/0734
2.31.1512
10-321.8















112018/08/0735.5
1.5
8まで
7-291.6


子株#209/1139
1.5
13まで
8-341.3


花跡無し10/1538
21.4

12-321.7



11/0239
1.81.314(5cm)
11-38.51.1



2019/02/0740
2.11.414
11-351.87内4


02/27







7内5


04/03







6.5x0.9x0.35


04/11







7.5x0.7


04/18







6.5x0.75














12内2018/10/1533
1.3
8まで
7-261.6


1211/0234.5

1.28
7-26.51.6



2019/02/0735.5
1.351.058
7-281.6




























212018/08/0727


10まで
8-191.3


(=2R)09/1110.5


6(2.5cm)





#2の子11/0210
1.6
7(1cm)
5-6




2019/02/0712
1
7
6-60.65















312018/08/0727
1.5
5まで
5-13.51.3


#11の子211/0218.5
1.6
7(4cm)66-13




2019/02/0719.7
0.850.55766-141.1




























3L2018/08/072








夏芽

エバネウム鉢#1の経過
2016/11/14入手
年月日バルブ高葉数花茎
12016/43
2.21.651211-39.51.67内11x1.1


2017/09/2243
2.11.61811-401.6














R
35
1.61.395-331.2



2018/08/0619
0.7

5-18




09/1121



6-161



10/1527
1.05

7-18.5















02018/11/0341
2.11.7
11-341.4














L2017/05/1231
1.20.975-20.9



2018/08/0619



5-13




09/1122
1.4

5-150.9



10/1524
0.95

6-17




11/0325
1.10.9
6-18.50.9














L外05/1234
1.31.197-311.215.55個1.4cm

2018/08/0616








LL09/1120
0.6

4-15




10/1523
0.85

5-17




11/0323
0.9

5-18















205/12



99-14




09/2236.5
2.151.351211-281.5






































1205/12




7-9




09/2232.5
1.31.05108-28.51.4



2018/01/2737









枯れ









1105/12



99-7.5




09/2236.5
1.451.21110-291.4























































































































































































鉢#2の経過
年月日バルブ高葉数花茎
12017/01/2844
2.41.65
8-411.65内11


2017/02/26




10-38.5
215

05/12










09/2244
2.21.45149-38.51.4














R2017/01/2833.5
1.250.987-31.51.1



2018/08/06










09/11










10/15





















R内2017/01/2828
1.15
67-251














2(R)2017/02/26



89-19




05/12




10-4.5




09/2236.5
1.51.1129-301.2



10/15









211/0344
1.61.4
15-34.51.6


2






















11(L)2017/02/26




9-27




05/12




1-3



1L08/0640
1.651.3
11-331.4


1L2018/09/1135.5
1.61.4
15-281.5


1L10/1539
1.81.5
15-341.52

1L11/0341
1.51.6
16-331.3














1L'2017/05/127







春芽
12(1L)09/2236
1.51.25139-321.1



09/2216
0.9
77-8


夏芽

2018/08/0637
21.35
11-361.4


122018/09/1140
1.6

14-311.5


1210/1541
1.71.4
15-341.5














12内05/12




9-9




09/22









1L内2018/08/0624.5
1.41.1
4-151.3


1L内09/1129.5



4-241.3


1L内10/1535.5
1.351
14-281.3


1L内11/0336
1.41.1
4-33.51.3


1R内2018/08/0616



7-8.5








































鉢#4の経過
2018/3/21入手
株の構成ははっきりしていて大きなあ親株の両側に中株があり更に小株が1,2株あります。1株の方に新芽が出ました。
大きい方の中株は花跡があります。中株の葉は古いものを除いてすでに15枚前後ですが1年の間増えなかったようです。小株は最初からの葉が残っているようでどちらも10枚目が出始めたところです。2019/02/27
年月日バルブ高葉数
花茎
12018/08/0741.5
2.5
18まで
6-411.68内跡
5,6内跡

09/1139
2.5
15まで
4-41.5




10/1540
2.11.315まで
14-271.6



11/0240
2.21.515まで
7-402.2



2019/02/0739
2.151.45

14-281.5




























22018/08/0738.5
2
13まで
10-29.51.83内跡


09/1135
2.5
13まd
6-34.51



10/1534
1.451.65

12-28.51.8



11/0235
2.21.513まで
2-402.2



2019/02/0737

1.4513
12-311.87内5


02/27



14まで
14-2
7内5














32018/08/0743
1.8
15まで
6-34.51.5



09/1131
2.2
12まで
6-301.5



10/1534

2.912まで
10-311.8



11/0235
21.112
10-311.8



2019/02/0734
2.31.1512
10-321.8















112018/08/0735.5
1.5
8まで
7-291.6



09/1139
1.5
13まで
8-341.3



10/1538
21.4

12-321.7



11/0239
1.81.314(5cm)
11-38.51.1



2019/02/0740
2.11.414
11-351.87内4


02/27







7内5














12内2018/10/1533
1.3
8まで
7-261.6


1211/0234.5

1.28
7-26.51.6



2019/02/0735.5
1.351.058
7-281.6




























212018/08/0727


10まで
8-191.3


(=2R)09/1110.5


6(2.5cm)






11/0210
1.6
7(1cm)
5-6




2019/02/0712
1
7
6-60.65















312018/08/0727
1.5
5まで
5-13.51.3



11/0218.5
1.6
7(4cm)66-13




2019/02/0719.7
0.850.55766-141.1




























3L2018/08/072








夏芽

表作成 2019/02/27

鉢#1経過
冷害で親株と小さな脇芽2本が残りました。
年月日バルブ高葉数
花茎
12017/01/2843
2.21.6512
11-39.51.6

5,6内跡
L(内)2017/01/2831
1.20.97
5-280.9


L(外)2017/01/2834
1.31.19
7-31.51.215,1.55x1.4cm
D2018/11/0341
21.1

11-341.4















L2018/09/1122
1
7
5-150.9


L10/1524
0.95


5-16.51



2018/11/0325
1.10.9

6-18.50.9




























L外2018/08/0616
0.6
5
3-11



LL09/1120
0.6
6
4-15



LL10/1523
0.85


5-17



LL2018/11/0323
0.9


5-180.8



































































3













































































表再作成 2019/02/28

2018年↓
12月前半
エバネウムの1鉢の葉の間から上向きにふくらみのある芽が出てきました。花茎ではないかと思われます。
ミスマフェットやデボニアナムは赤くて硬い芽が株の外から横向きに出ます。

1月後半

デボニアナム#1、#2、共新芽が夏に枯れてしまい新芽無く、新葉なくほとんど変化なし。寒さに弱いようで葉が変色しています。
 

  


1月後半
花芽付きの鉢を入手しました。





2017年版
初めに
金稜辺の近縁でミツバチが集まるというのに惹かれて育ててみることにしました。
珍しい種類で高山性で暑さに弱そうなので心配です。


2017年↓
9月後半
家の北側の日向で夏を越しました。日除け無しで直射日光が当たっていましたが大丈夫なようです。どの株も中心から新葉が出て伸びています。

5月
植え替え
デボニアナム
根鉢をほどいて、鉢底に固定して、浅広鉢に鹿沼土で植え替えました。
  

2017年↑