洋ラン学園
マキシラリアの育て方と咲かせ方
Maxillaria
まえがき
マキシラリアはブラジル産です。
やや大きい冬咲で黄花のポリフィロステレと、小ぶりで夏咲で黒い花のシュンケアナなどが代表的です。
育ち方も咲き方も違うので別々に紹介します。
洋ラン学園では、「大型種・大株」を薦めていますが、マキシラリアの場合も大型のポリフィロステレの方が世話が易しく花が着きやすいようです。

マキシラリア・ポリフィロステレ シュンケアナ wikipediaより転載
ポルフィロステレ
Maxillaria porphyrostele
2011年新株の2013年の経過など、花茎は11-2月に出ました。
年末から1・2月に芽が出て、4・5月に10p、6月半ばに高さ20p、7月に30p、9月にバルブができ始め
高さ35p、バルブ高3cm幅2cm葉長30pが目安です。
鉢#1 |
| 丈 | バルブ高 | 幅 | 厚 | 葉 | 花茎 |
親株 | 2011/01 | 35まで | 4まで | 2.5まで | 2まで | 30x1.2まで |
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3LLRL | 2013/01 |
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| 後半 | 1.5 | 2.5 |
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| 02末 | 15 | 2.5 |
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| 5月末 | 20 |
| 0.8 |
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| 6月半 | 20 |
| 0.9 |
| 14, 13 |
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| 10月後半 | 35.5 | 3 | 2.3 |
| 30x1.3 |
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| 12月初 | 35.5 | 3.3 | 2.2 | 1.7 |
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| 2月初 |
| 2.8 | 2.2 | 1.9 |
| 1.5 |
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3RLRL | 2013/01前半 |
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| 後半 | 1.5 | 2.5 |
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| 02末 | 1.5 | 2.5 |
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| 5月末 | 20 |
| 0.8 |
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| 10月後半 | 30 | 3.3 | 2 | 1.7 | 27x1.7 |
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| 12月初 | 30 | 3.6 | 2 | 1.8 |
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| 2月初 |
| 3.1 | 2.1 | 1.7 |
| 0.7 |
鉢#2 |
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3L3RL | 2014/2/22 | 2.5 |
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| 06/08 | 13 |
| 0.7 |
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| 10/188 | 26 | 2.5 | 1.85 | 1.5 |
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| 11/22 | 26 | 3 | 1.8 | 1.62 |
| 0.5 |
| 2015/01/16 |
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| 0.6 |
| 02/09 |
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| 1 |
| 03/02 |
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| 1.8 |
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株#1L | 2011/03後半 | 5 |
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| 04前半 | 7 |
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| 05前半 | 11 |
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| 5月後半 | 14 |
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| 6月前半 | 20 |
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| 6月後半 | 28 |
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| 7月後半 | 31 |
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| 8月前半 | 32 |
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株#22-2r3 | 2011/03後半 | 5 |
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| 04前半 | 7 |
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| 05前半 | 11 |
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| 5月後半 | 14 |
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| 6月前半 | 20 |
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| 6月後半 | 28 |
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| 7月後半 | 31 |
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| 8月前半 | 32 |
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鉢#2-2 |
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株#3r4l3 | 2017/08/19 | 28 |
| 1.3 |
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| 09/20 | 29 | 3.2 | 1.55 | 1.3 | バルブ形成 |
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| 7月後半 | 31 |
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| 8月前半 | 32 |
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2011年新株経過作成2019/02/17
2019年版
マキシラリア・ポリフィロステレは芽吹きが旺盛で良く咲きます。シンビジウム、デンドロビウム、キンギアナムについで、セロジネと同じくらい丈夫と言えるでしょう。
2018年の新株は水切れで生育が悪く、両側の芽をそのままにしたためか、バルブが太くならず花芽が着きませんでした。
屋外で零下に遭わせたため、葉の先が枯れ、屋内に移動しました。ました。
古株は暖かくすると花芽が枯れるのでずっと屋外の軒下ですが冷害にはなりませんでした。最低気温は約-1.5℃でした。02/17
新株は水切れで花芽が付きませんでしたが、そうでなければ「1年後に咲かせる」はできたと思います。
昨年までの経過で、丈夫で寒さにも強く芽吹きが旺盛で毎年花芽がついています。
そこで2019年は「洋ラン中学で大株作り・2年目も咲かせる」を試したいと思います。2019/03/22
2018年新株に着いては作落ちからの回復例として示します。
2019年経過
2011年1月入手
2鉢入手して、2鉢ずつに株分けし、冷害で1鉢枯れました。
3鉢3様で、
3月後半
鉢#1-2
最も充実してバルブが最大です。花茎も最も大きくなっています。先端近くは鉢の外にはみ出しています。限界を目指すつもりで株分けせずにもう一回り大鉢にしようと思います。
鉢#1-1
上記の株の兄弟です。最大の株もその後もやや小さめで、花茎も小さいです。鉢の外にはみ出しているのはまだ少ないですが鉢の縁で窮屈そうです。同様に鉢増ししてみます。
#2-2
上記2鉢よりは最大の株が小さめですが、その後は片芽のことが多くて芽の数が少ないためかバルブはそれほど小さくなっていませんが、花は小さいです。元の鉢が小さいことは原因か結果か良く分かりません。先端は外に出ているので同じく鉢増しします。
この鉢は今後は片側の芽だけを意識的に残してみようと思います。「芽欠きをした方が作落ちしにくい」と思われます。
2018年版
マキシラリア・ポリフィロステレは丈夫で新芽が良く育ち咲きます。
但し冬に出た花芽は枯れることが多いです。
どんどん芽が増えますが、株分けせずに鉢増しし大株作りにすると作落ちしません。
開花株を買ったら水切れでバルブに皺が寄りました。重ね着鉢増しにしてみます。2018.5.10
冷害で鉢が少なくなりました。
毎年花芽が出るので今年も放任栽培です。
新株を重ね着鉢増しにしました。
芽欠きをしなかったので両側の脇芽が生育不良気味です。
花芽が少なくなりそうです。
新芽が出てきたのは薄くて茶色みがかっているので葉芽のようです。
花芽が出てから咲かせるまでが要注意です。2018/11/08
マキシラリアは芽吹きが旺盛です。2018年の新株は両側の芽をそのままにしたためか、バルブが太くならず花芽が着きませんでした。
屋外で零下に遭わせたため、葉の先が枯れ、屋内に移動しました。
古株は暖かくすると花芽が枯れるのでずっと屋外の軒下ですが一部の葉の先が枯れたものの冷害にはなりませんでした。経過作成 2019/02/16
2018年新株
経過
2018/03/19苗入手
元株#0の両側に親株#1,#-1、#1(#-1)の両側に#1Rと#1L(#-1R, #-1L)、#1R(#1L,#-1R,#-1L)の両側に#1RRと#1RL、という風に2倍ずつに増えて、親世代が2株、子の開花株が4株、孫の脇芽が8株あります。
親は元株よりやや大きく、子は親よりやや小さく、孫はかなり小さくなっています。
表作成2019/03/23
株 | 年月日 | 草丈 | バルブ高 | 幅 | 厚 | 葉長 | 幅 | 備考 |
0 | 2019/03/23 |
| 3.3 | 1.8 |
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| 元株 |
1(-1) | 2019/03/23 | 30(32) | 5(5) | 2.5(2.5) |
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| 親株 |
1R(-1L) | 2019/03/23 | 31(26.5) | 4.5(3.5) | 2.2皺(1.8) |
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| 開花株 |
1RR(1RL) | 02/16 | 31.5 | 1.55 |
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29
31 |
1.4
1.2 | 脇新芽 |
2019年
3月後半
南庭の日向に置いています。直射日光でカトレヤ原種やオンシジウム等は日焼け気味なのに比べて元気です。
2月後半
屋内に置いています。
新芽がまだ出ません。
重ね着鉢増しが遅く水切れで生長不足と思われます。
バルブ幅が小さいです。
6月後半
重ね着鉢増し、周囲の根は少しほどきました。

右:下右が元株#0、その上(中央)左右が親株#1、#-1、中央左が開花株#1R、一番左の細いのが脇新芽#1RR
3/19
新株入手
古株
2019年
3月後半
南庭の日向に置いています。直射日光でカトレヤ原種やオンシジウム等は日焼け気味なのに比べて元気です。花芽の付き方や大きさは3鉢で3様です。
今ある葉芽は殆どが花芽の出ない古株から出たものです。新株から出れば花芽の可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
鉢1-2
花芽は最も多くて大きく約15本あり、一部はバルブの両側から出ています。最長4.3cmで先の方が既に太り始めています。葉芽は古株から少し、最大で高3cm幅0.4cmと新芽1本から花芽と共に出ています。
鉢2-2
花茎は約10本で最大で長2cm幅0.45cmです。葉芽は少しで古株から出て最大で高1.8cm幅0.6cmです。
2月後半
ずっと屋外の軒下に置いてきました。鉢によっては水切れでしわが寄っています。
水切れでせずに皺の無い鉢は花芽・葉芽ともに沢山伸びています。
皺の寄った小さめの鉢の株は少ない。
夜は屋内に移動して水やり。
11月
新芽、茶色く薄いのは葉芽
5-6月
開花


ポリフィロステレ
Maxillaria porphyrostele
参考
マキシラリア・ポリフィロステレの花芽と葉芽
HP「蘭」から転載させていただきました。
花芽と葉芽は同時に出るようです。
http://orchidenc.fc2web.com/MyOchid.html
2001年。7月には葉の根元が太りだしてバルブになりつつあった。10月までそのまま動きがない。10月末に小さな花芽のようなものがバルブの底ちかくにいくつもみられるようになった。
11月30日花芽やら新芽やらが11個確認された。よく見ると緑色をしたものとくすんだ紫色をしたものがある。それぞれ花芽と葉芽なのだろうか。前者が5個、後者が6個だ。この予想は当たっていた。
緑色をした芽が花芽だった。1月23日には高さ5cmに。2002年1月28日に開花した。2月11日にはいくつかが褐色に変色した。開花期間は2週間ほどだ。葉芽がどんどん大きくなりつつある。
花芽の多くが途中で成長をやめてしまった。寒さにあたったのだろうか。水不足という説が有力だ。
あらまし2015
マキシラリアの育て方と咲かせ方
種類
マキシラリアはそれほど普及していません。
主に、やや大型で冬咲黄色花のポルフィロステレとやや小型で主に夏咲で黒花のシュンケアナとそれらの近縁種が売られています。
苗
大型種の大株が、育てやすく生長旺盛で花も咲きやすいです。
始め方
開花株が出回るのは冬が多いです。
室内に置きますがポルフィロステレの花芽は小さく枯れやすいので、余り寒くないところに置き、水切れさせないようにします。
根は丈夫な方なので、植え方は入手したままにしておきます。
育て方
植え方:重ね着鉢増し:群生し鉢いっぱいになっている場合は「浅広底穴鉢に鉢増しし、周りに鹿沼土を入れて重ね着」にすると良いでしょう。
春からの置き場所:木漏れ日程度の遮光した場所に置きます。真夏は日陰にします。
水やり:カビ病にはなりにくいので、雨ざらしで水やりの手間を省きます。真夏は水切れさせないようにします。
冬の置き場所:寒さには強いですが、
標準の「最低気温5℃以下になったら室内に」が無難でしょう。
咲かせ方
生長は旺盛で、元気なら新芽がどんどん出てきますが、水不足などで生育不良になると咲きません。
また一つの親から両側に芽が出るのでそのままにしておくと栄養の取り合いで生育不良になるので、芽欠きした方が良いです。
また、芽ぶきが旺盛なので、鉢いっぱいになりやすいので、その場合は鉢増しか株分けが必要です。
小さい花芽が大きくならず枯れることがあります。水切れが一因のようです。暖かくかつ水やりを忘れず。
花芽と葉芽(2016.12.4)

2014年2月 2014年11月
2014年3月 茶色は葉芽
ポルフィロステレ
2018年版
初めに
冷害で鉢が少なくなりました。
毎年花芽が出るので今年も放任栽培です。
新株を重ね着鉢増しにしました。
芽欠きをしなかったので両側の脇芽が生育不良気味です。
花芽が少なくなりそうです。
新芽が出てきたのは薄くて茶色みがかっているので葉芽のようです。
花芽が出てから咲かせるまでが要注意です。2018/11/08
2016年↓
11月前半
新芽の
2014-2016年版
はじめに
近年は花が咲きません。ポリフィロステレは芽ぶきが良く鉢が込みすぎて新芽の生長が不十分と思われます。
2月頃に花芽は出るのですが枯れてしまいます。世話が難しいと言うよりは株が小さくて元気が無いためと考えられます。
シュンケアナは芽の出る位置がどんどん高くなって根が空中のままでやはり新芽の生長が思わしくありません。
また、入手した時に重ね着鉢増しにしているので水切れ気味でもあるようです。
今年はポリフィロステレについては「洋ラン学園式の浅広鉢鹿沼土植え」に植替えします。
「参考」に転載させていただいたように、11月に花芽が出て、水切れさせずに大きくできればと思います。
2015-2016年版
ようやく沢山咲きました。
2016年↓
12月前半
新芽の数が増えてきました。全て緑色なので花芽と思われます。中には厚みのある物もあります。
10月後半
一部は作上がりでバルブが巨大になっています。株全体が入手時の親株の大きさに回復しました。根元を包む茶色の古葉をめくると、
小さな薄い芽がバルブに張り付いています。
花芽の兆しと思われます。
鉢#1-1
5月後半
株分け・芽欠き
水切れ防止に努めたおかげで良く咲きました。買ったときに鉢増ししてからあまり世話をしていなかったので、芽吹きが旺盛なため新芽が鉢の外にはみ出しました。
根が丈夫で生長も旺盛なので株分けすることにしました。
鉢#2、浅広鉢、新芽は鉢の外、根は短く空中

古い側は隙間があり根がやや少ないのでほどける、両側から引っ張って二つに分ける

根が丈夫で旺盛なので、植え込み材料を取り除く
鉢#2、やや広めの鉢に直置き、一つのバルブから両方に新芽が出ているので片方を芽欠き

鉢#22、同上
4月後半
開花中です。ようやくどの鉢も、花茎が枯れずに咲きました。水不足が原因と考えられたので、冬に室内で高温・乾燥する代わりに、
土間や深軒下で低温湿潤にしました。
根は強健なようで大丈夫でした。
鉢#1、最初の鉢増しはバーク、その後株分け遅く、全体に小さめ
鉢#1-1
新芽3株に4本の花芽が大きくなり3つが
開花中。1株は鉢の中心近くバルブはやや小さめです。
花芽の横から茶色の
葉芽が伸び始めました、0.7cm。
鉢#1-2
鉢内の一方向の群の1株だけに着花、まだ
蕾。花茎の横から新芽が伸びて2cm。もう一方の新芽からは2株から葉芽。
鉢#2-1
早く株分けした鉢#1に比べて全体的にバルブが大きく、鉢からはみ出して、5株から
花茎が伸びて
開花中。
花芽の脇から葉芽が伸びて最大は花芽の無い株からで3.5x0.7cm。
鉢#1
鉢#2
2月後半
新芽が少しずつ大きくなっています。例年通り
花芽と思われます。バルブは縮んで皺だらけです。
この時期としては、例年より大きく最大で1.3cm位です。大きいバルブほど芽も大きいようです。大半は緑色かかって縁だけ茶色っぽいですが、中に一つだけ全体が地炉で大きいのがあります。これは葉芽のようです。
2016年↑
2015年↓
10月後半
バルブは大きくなっていますが、葉は変化なし
冷害で傷んだ昨年よりは草丈もバルブも大きくなっています。
花芽はまだかと思いましたが、
根元の横が膨らんでいるので皮をむいた処、中に緑色の新芽がありました。
花芽と思われます。
これまでで一番早いです。
マキシラリアは花芽が出ても枯れることが多いので、早く出れば大きくなって枯れにくいのではないかと思いますが、早く出ても生長はしない可能性があります。
ずっと北の壁際に置いていたので、
南庭の植込みの下に移動
11月頃までは屋外に、
室内でも10℃以上にしない方が良いと言われています。
鉢1-1
草丈最大25.5、バルブ最大2.8H,2.2W,1.6D
鉢1-2
草丈最大27、バルブ最大2.8H,2.2W,2D
鉢2-1
草丈最大29、バルブ最大3H,2.3W,1.7D
鉢2-2
草丈最大、バルブ最大3H,2.3W,2.2D、株最も大きい
2月前半
低温に強いのと、水切れすると花芽が枯れるため、
土間に置いています。
新しいバルブが大きく育った鉢の方は、緑色の丸い
花芽らしい新芽の大きいものは最大2cmから7mm位までに少しずつ大きくなっています。
冷害で新芽が少さくて小さい鉢の方は、少し出た新芽が長くなっており
葉芽のようです。
1月後半
新芽は大半が休眠し、水切れで萎れています。置き場所は前半まで屋外の深軒下でしたが、屋内の土間に移動しました。
花芽は少し大きくなっています。
2015年↑
2014年↓
11月後半
新株の根元から、
新芽が出始めました。例年は年が明けてからのことが多いので、今年は早いですが
花芽と思われます。
2012年から鹿沼土への植替えや株分けを始めています。これまで一部はバーク植えのままで水切れだったと思われ、今年は
株分けと鹿沼土への植替えをしました。
今年から「
夏は積極水やり」にしたことの効果と思われます。
これまでは大きくならずに枯れて咲きそこなうことが多かったのですが、早く出ると無事に咲くかもしれません。
鉢#2-1
新芽の出が活発、
花芽と思われます。例年年が明けてから出て大きくならずに枯れていましたが、今度はうまく行くかもしれません。
鉢#2-2
鉢1-1
冷害がひどく新芽が出ません。古株は凍害で枯れています。葉が垂れ気味です。
鉢1-2
冷害がやや軽症
10月前半
草丈の伸びは止まり、バルブの太りもほぼ完成です。
花芽が出るのは11-12月以降になりそうです。
6月前半
新芽は数センチから十数センチに伸びました。
鉢#1
3月後半
新芽の内早いものは葉芽として伸び始めています。
やや色が薄いものがわずかに残っています。
植替え・鉢増しして、新芽を大きく育てたいと思います。
鉢#1
鉢#2-1

左中:白っぽく丸みのある
花芽?と茶色の重なり合った葉芽。花芽は伸びが止まってしまうことがあります。中・右:伸びて葉が出始めた芽
鉢#2-2
2014年↑
2013年版
はじめに
マキシラリアは花が小さく地味で小型の種類なので、大きな園芸店でしか売られていません。
とても丈夫なので、一般向きです。
また、冬咲きと夏咲があって、特に黒い花の種類は珍しいです。
ただし、花が簡単に咲くと言う訳にはいかないようです。
昨年から今年にかけては冬咲のポリフィロステレの花芽が小さいうちに水切れで枯れました。花芽が乾燥に弱い。
花芽が着かないのは、新芽がどんどん出たり、高芽になったりで、株もバルブも小さくなるのが原因のようです。
来年は浅広鉢に植え広げて、水やりと肥料を増やして咲かせたいと思います。
花芽と葉芽の区別
バルブが小さいと咲きません。
まとめ
ポリフィロステレ・大型・冬咲
若株のうち大きいものだけから新芽が出ます。
緑色で丸いのは花芽、茶色みを帯びた鞘が重なっていて薄くて平たいのが葉芽です。
冷害に遭うと枯れてしまいます。
花芽は育たないことがあります。
芽はリードバルブから、花も大きいリードバルブから、花芽と葉芽がほぼ同時
バルブを大きくすれば咲く
作落ちしやすい、両側に芽が出たら一方を欠く、残りが枯れた場合再度出るか?2014.2.4
| シュンケアナ |
| ポリフィロステレ |
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| リンゲンス・キュート |
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株入手 | 2011.2上旬開花株入手 |
| 2011.1中旬開花株入手 |
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| 20136末入手 |
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| 鉢7.5cmミズゴケ植え |
| 草丈35、バルブH4xW2.5xD2cmまで葉30x1.2cmまで、新芽付き |
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| バーク+鹿沼 |
| 鹿沼 |
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| 4;1株立ち |
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鉢# |
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| 鉢#1 |
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| #1 | #1 |
#2
透明ポリ |
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#2-2
黒プラ |
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| #1 | #2 |
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2010 | 2011 | 2012 | 2011 | 2012 | 2013 |
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| 1LRL |
| 2RRR |
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株大きさ |
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| 3LLRL | 3RLRL |
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株# |
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| 1RLLR |
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12月 |
初め:屋内に入れる
室内最低温度20℃近く |
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| 冬芽 | 下旬冬芽 |
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1上冬芽0.5cm、
1下1.2-2.5cm蕾にならない |
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1 |
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| 初花芽1x0.8 |
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2 |
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| 2上鉢増し、中冬芽伸び |
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末冬新芽
丈1.5cm |
末冬新芽
3RLRR丈2.5cm |
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末冬新芽
丈1.5cm | 後冬新芽丈1x0.6 |
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3 | 3上重ね着鉢増し | 停止 |
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?花芽1.8x0.35丈1.8x0.7 |
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4 |
| 4後春芽、バルブ太り |
| 4中冬芽2.5-9cm |
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5 |
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末冬芽
丈15x0.8cm |
末冬芽
丈13.5x0.8cm
葉6,8cm |
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末冬芽
丈15x0.8cm |
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末冬芽
丈11x0.8cm
葉5.5,5cm |
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6 |
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6中開花、
夏芽 |
| 6中14-17cm |
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前冬芽
丈20x0.9cm
葉14,13cm |
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前冬芽
丈20x0.9cm
葉14,13cm | 前冬芽丈15x1葉#8,9.5,#9,7 |
前冬芽
丈17x0.9cm
葉11,10cm |
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7 |
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7上開花終了,
7中バルブ |
| 7中27cm |
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8 |
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| 8上10-36cm |
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9 |
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| 株分け植替え9下丈30バルブ3cm |
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10 |
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| 停止 | 停止 |
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後冬芽
丈35.5
バルブ3x2.3
葉30x1.3 |
後冬芽
丈30
バルブ3.3x2x1.7
葉27x1.7 |
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後冬芽
丈35.5
バルブ3x2.3
葉30x1.3 |
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後冬芽
丈41
バルブ4.3x2.6x2.1
葉33x1.6,35x1.4 |
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後新芽#1RL丈12バルブ内高2.5x幅1.3葉17x3V,
#1L丈15.5バルブ高3x幅1.3葉12.5x2.2,
#2L丈15.5バルブ内高2.5x幅1.2葉12.57x2.2 |
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11 |
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12 |
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初冬芽
丈35.5
バルブ3.3x2.2x1.7
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初冬芽
丈30
バルブ3.6x2x1.8
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初冬芽
丈35.5
バルブ3.3x2.2x1.7
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初冬芽
丈40.5
バルブ3.6x2.4x1.8
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1 |
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2 |
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初冬芽
バルブ2.8x2.2x1.9
花茎1.5cm |
初冬芽
バルブ3.1x2.1x1.7
花茎0.7cm |
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初冬芽
バルブ2.8x2.2x1.9
花茎1.5cm |
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初冬芽
バルブ3.8x2.6x2.0
花茎1.8x0.6cm |
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2011 |
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2011 |
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経過(下から)
2011年新株の2013年の経過など、花茎は11-2月に出ました。
鉢#1 |
| 丈 | バルブ高 | 幅 | 厚 | 葉 | 花茎 |
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親株 | 2011/01 | 35まで | 4まで | 2.5まで | 2まで | 30x1.2まで |
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3LLRL | 2013/01 |
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| 後半 | 1.5 | 2.5 |
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| 02末 | 15 | 2.5 |
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| 5月末 | 20 |
| 0.8 |
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| 6月半 | 20 |
| 0.9 |
| 14, 13 |
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| 10月後半 | 35.5 | 3 | 2.3 |
| 30x1.3 |
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| 12月初 | 35.5 | 3.3 | 2.2 | 1.7 |
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| 2月初 |
| 2.8 | 2.2 | 1.9 |
| 1.5 |
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3RLRL | 2013/01前半 |
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| 後半 | 1.5 | 2.5 |
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| 02末 | 1.5 | 2.5 |
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| 5月末 | 20 |
| 0.8 |
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| 10月後半 | 30 | 3.3 | 2 | 1.7 | 27x1.7 |
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| 12月初 | 30 | 3.6 | 2 | 1.8 |
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| 2月初 |
| 3.1 | 2.1 | 1.7 |
| 0.7 |
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鉢#2 |
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3L3RL | 2014/2/22 | 2.5 |
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| 06/08 | 13 |
| 0.7 |
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| 10/18 | 26 | 2.5 | 1.85 | 1.5 |
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| 11/22 | 26 | 3 | 1.8 | 1.62 |
| 0.5 |
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| 2015/01/16 |
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| 0.6 |
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| 02/09 |
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| 1 |
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| 03/02 |
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| 1.8 |
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株#1L | 2011/03後半 | 5 |
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| 04前半 | 7 |
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| 05前半 | 11 |
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| 5月後半 | 14 |
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| 6月前半 | 20 |
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| 6月後半 | 28 |
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| 7月後半 | 31 |
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| 8月前半 | 32 |
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株#22-2r3 | 2011/03後半 | 5 |
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| 04前半 | 7 |
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| 05前半 | 11 |
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| 5月後半 | 14 |
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| 6月前半 | 20 |
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| 6月後半 | 28 |
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| 7月後半 | 31 |
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| 8月前半 | 32 |
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鉢#2-2 |
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株#3r4l3 | 2017/08/19 | 28 |
| 1.3 |
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| 09/20 | 29 | 3.2 | 1.55 | 1.3 | バルブ形成 |
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| 7月後半 | 31 |
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| 8月前半 | 32 |
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2011年新株経過作成2019/02/17
夏咲マキシラリア・テヌイフォリア Maxillaria tenuifolia
夏咲の黒花のシュンケアナは小型で年々作落ちして咲かなくなってしまいました。
2016年店頭でやや大型のテヌイフォリアという種類があったので入手し、初夏の5月後半に植え替えたところ突然蕾が出てきて赤い花が咲きました。
2016年経過
10月後半
新芽の最大は丈43cm基幅6.5mm葉長30cm、遅れて出た小さい芽は最小で丈30cm未満基幅6mm、最小は丈11cm基幅3.5mm。
10月になってからは新芽はもう出ていません。
水切れ気味でしわが寄っています。
鉢#1、
鉢#B 大きい新芽の丈はほぼ開花株並みですが、根元はまだ細いです。
9月前半
前から出ている新芽の伸びは少なく25cm前後が35cm近くまでです。
さらに
新芽が出ていますが、丈は10cm余りから20cm足らずと小さいです。
水切れしてしわの寄った株からは芽が出ないこともあります。
8月後半
新芽が伸びています。
大きいものは丈が25cm前後で基幅が6mm近くです。
7.10写真
鉢#1
右:下株#-2、その右上株#-3その右新芽#-4。中上株#2、左花茎と花、右中新芽-31
鉢#B
右:右下株#-2、中#-3、右上#-4、その右下
新芽#-41約5cm、左内側奥
新芽#-5約9cm。
左:下#3、上#4右開花、左
新芽#5約8cmその下蕾。
6月後半
開花中
ミズゴケプラ鉢植え、ミズゴケはそれほど古くない、根は健康
6月前、
蕾
植え替えをした直後なのに一部の鉢から蕾が出てきてびっくりです。
新しい脇芽の下から花茎が出てきますて、円錐状の蕾ができました。
5月後半
植え替え
ミズゴケプラ鉢植え、ミズゴケはそれほど古くない、根は健康
2鉢はミズゴケをほとんど取り除いて植え替え、ほかの2鉢はあまり取り除かず鉢増し
植え替えの方
2鉢の一方は2株の寄せ株、根の元気がよく、根張りも良さそうなので、ミズゴケをすべて取り去り、植え替え、
抜けないようにビニタイで鉢底に固定、左、鉢#1、右下#1、左下#2、右中#-2、右上#-3、左中32左上#3
中、鉢#2、下株#1、中後#2、左上#3、中右は植え込み後で裏面
右:鉢#3、左下#1、右上内#2、外#3
鉢増しの方
左と中:右:鉢#A、左:鉢#B。バルブの横の鞘葉の中に新芽。右、左:#A、右:#B。ミズゴケは古くてほぼ腐れ、新根は健康

左:鉢#Aの新芽。中と右:鉢#B

左:鉢#A苗を直置き、中:鉢#B
夏咲シュンケアナ
2016年
12月前半
新芽は高芽となって小さいです。
鉢#1
丈10cm前後
鉢#2
丈10cm余りバルブ1.5x0.5cm前後
5月後半
冷害と水切れ
2015年
10月後半
それぞれ新芽が伸びてバルブが大きくなっています。作落ちしていた株は親を越えましたが、大きな親ではまだ小さいです。いずれも入手直後に比べるとまだ小さいです。
鉢#1
草丈最大23cm、最大バルブ高さ4.1cm、幅1.6cm、厚0.95cm
鉢#2
草丈最大22cm、最大バルブ高さ4cm、幅1.2cm、厚0.65cm、全体に小さめ
2014年
6月前半
2鉢の内一方は休眠中のままで変化なし
鉢#2
春新芽がいつのまにか出て伸びています。開花した年は花茎が出てからバルブと花茎の間から新芽が出ましたが、咲かない年は新芽だけが出てきます。
2013年
12月前半
新芽の伸びはほぼとまって休眠中。昨年までと違って
バルブになっていません。昨年の芽の
バルブに皺が寄っています。新芽も
萎れ気味で、一部は枯れました。
#1
#2
5月後半
夏咲シュンケアナ
春芽、引き続き出ています。バルブはまだ薄く、親に比べると徐々に小さくなっています。
肥料、子株の生長が盛んなので、置肥します。
リンゲンス‘キュート’Max. ringens ‘Cute'冬咲き
2013年
12月前半
新芽は少し伸びたり、バルブが顔を出したりしています。親(開花)株の葉の先端が
日焼けして、雨ざらしで
カビ病で黄変し黒い斑点が出ています。

#1、#1-2

#2中:新芽、右:親株の先端が日焼け、雨によるカビ病斑点黄変

#3 右葉焼けし元から落葉

#3-2 葉焼け
6月後半
リンゲンス‘キュート’Max. ringens ‘Cute'冬咲き
大株を入手、夏の始め方
2013年版終り
2016.5.30 2016年版、テヌイフォリア開始
2015.1.16 あらまし2015年・マキシラリアの育て方と咲かせ方
11.22 ポリフィロステレに例年より早く花芽?検索「マキシラリアの育て方」で5位以内
3.30 マキシラリア・ポリフィロステレの花芽と葉芽
2014.2.4 13年度着花経過
12.13 ポリフィロステレ12年版を再掲により作成、花芽は水切れに弱い
12.3 検索「マキシラリア」で10位以内、「病気などについて」開始
10.18 2013年版カレンダー開始
6末 リンゲンス 入手、夏の始め方、鹿沼土へ植替え株分け
2013.5.30 2013年版開始
12.23 冬咲種と夏咲種、マキシラリアの楽しみ方・続け方、シュンケアナの開花記録
2012.12.22 2012年版開始、カイカカレンダー、ポリフィロステレの経過
10.30 開花日記/洋ランカレンダー始め
4.4 冬咲きと初夏咲き
3.30 シュンケアナの重ね着鉢増しレシピ
2.10 始め方、苗の選び方、最初の世話、シュンケアナ追加
2011.1.29開始